起業家を育てる

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起業家を育成し、国内で雇用の創出と納税をすることで

の自立を目指します

カンボジアで国内資本の企業を増やし、国内で雇用を創出し納税をすることで国の自立を目指します。国内産業を盛り上げるために、毎年ビジネスモデルコンテストを開催し、参加チームが受講する研修の中ではマーケティングなどのノウハウの他に、ビジネスモデルが社会性のある事業であるかまた起業家としての在り方の指導を行っています。

活動の概要

【支援開始】2010年〜

【事業目標】ビジネスモデルコンテストの開催を通じて、起業家を育成する事業を行い、自国で雇用を創出したり、納税して国の自立を目指す

【対象者】大学生または3年目までの社会人

支援の実績

coming soon

支援の背景

近年のカンボジアのGDP成長率は安定していますが、その大部分を外資系企業に依存をしています。カンボジア資本の企業は少なく、起業してもすぐに倒産をしてしまうなどして持続可能な経営を行うことができる企業が少ないのが現状です。国民の平均年齢が約24歳と若く、人口の多くを占める若者たちの起業家精神を醸造し多くの仕事を作り出すことで、国の自立を目指します。

活動の内容

2010年から「ビジネスモデルコンテスト」を開催しています。

書類選考を通過したチームは研修会に参加し、'三方よし'を基本とした企業の在り方やノウハウを学んだり、自分たちのビジネスモデルを実践する機会や実際に現役のビジネスマンと交流する場を提供しています。 

最近では、ITを利用したり、社会的事業分野に特化したビジネスモデルが多くなってきています

2017年度には、このコンテストで準優勝したチームがアメリカで行われた「世界大会」でTOP10入りを果たしました。

環境にも健康にも優しい生理用ナプキン

2021年度に開催したビジネスモデルコンテストで金賞を受賞したチームは生理用ナプキンのプラスチック削減のため、サトウキビやバナナから抽出される天然セルロースから作られた環境にも健康にも優しい「シュガーパッド」を開発、低コストで提供するビジネスモデルを提案しました。カンボジアでは月経についての話題がタブー視される傾向があり、シュガーパッドは女性が持ち歩いても恥ずかしくないように包装を工夫かつ簡単に廃棄できるようにすることで、女性が月経に対して自覚を高めることを目指しています。

ビジネスモデルコンテストの報告書はこちら

ミャンマーではITビジネスに特化したコンテストを

ビジネスモデルコンテストは2011年からミャンマーでも開催しています。

ビルマ時代のミャンマーは東南アジア有数の大国であり、人的資源に恵まれていました。しかし、軍事政権下において欧米諸国からの経済制裁を受け、国内の産業の発達に大きな影響を受けました。

このミャンマーにおいても、2011年度から2種類のビジネスモデルコンテストを開催しています。ミャンマーコンピューター協会と共催のITビジネスモデルコンテストでは、国の今後の経済発展に不可欠なIT分野に特化したビジネスモデルを募集しています。一方、ミャンマー商工会議所と共催のビジネスモデルコンテストは、募集から表彰まで、23歳以下の若者の部と24歳から28歳までの若者の部の2部構成で行っており、幅広い層を対象とした“起業家の登竜門”となっています。

受益者の声

2020年BMCに参加した食品ビジネスを提案したチーム

実際に消費者や取引先などを通して行うビジネスモデルキャンパスや計画準備のなかで指導教員からたくさんの知識を学ぶことができまたBMCを通して、切磋琢磨し合えるたくさんの仲間と出会い、友情を気づくことができました。この経験を生かして、今後は市場計画を見直し、よりよい商品開発と能力開発をして、ビジネスを発展させていきたいと思っています。