
東京にあるロータリークラブは、CIESFを通して、毎年10~15クラブが共同でカンボジア教育支援事業を実施しています。
今回の訪問目的は、過去4年間に渡って支援している教員養成校の、理数科の教材や実験道具の活用状況と、2014年3月から1年間の予定でプレイベン州小学校教員養成校に派遣している日本人ボランティアの活動視察、そして事業の中間評価でした。
活動報告会を開催し、日本からの教材がいかに活用されて、教官のレベルアップや学生に対して有用に使われているかが報告されました。
また、支援の直接の受益者である理科や算数の教官からも報告が行われ、教材を活用した授業の紹介や、その様子を紹介する映像を見せていただきました。
報告会の最後に、今後の支援を継続していくための意見交換も行われて、非常に有意義な時間となりました。
ロータリークラブとしてのプレイベン州小学校教員養成校へのボランティア派遣は、3月上旬で終了しますが、カンボジアの教員養成校への教材の支援は継続して実施していただく予定です。
ボランティア派遣を実施するための後方支援も引き続き、実施していただきます。
教師育成や教育の質の改善という目に見えにくい支援を継続していただくことは、本当に難しいことです。
支援金を出す側としては、教育の質を改善していくよりも、目に見える学校建設の方がはるかに支援しやすいからです。
しかし、東京のロータリークラブはカンボジアの教育支援の重要性を認識して、2010年から継続して支援を行ってくださっており、カンボジアの教育省からもロータリークラブに対して感謝の意を示していると同時に、評価もされています。
私たちCIESFは、活動に賛同いただける方たちの想いを胸に、カンボジアの教育の基盤作りに貢献していくために、日々活動を前進させていきます。
松倉洋海
写真 学校関係者と渋谷RC 大きな写真を見たい方はこちら »