
第1期生は既に、大学院での2年間の授業を履修しているので、修士論文が大学院での最後の課題となっている。
今回は、教育省や大学院関係者、大学院に在学している学生が参加した。
修士論文の評価は、大学院の学長、指導教官、CIESFの大塚理事(広島大学名誉教授/福山大学教授)の3名が行った。
発表会では、修士論文の内容を要約して制限時間の20分で発表し、10分間の質疑応答を実施した。
どの学生たちも自分が所属する部署に関連する研究テーマで卒業論文を作成しており、カンボジア人が調査する自国の教育データというものの数が限られているこの国では、どれも貴重なデータとなる。
今回は、第1期生19名のうち9名の修士論文が発表された。
次回の発表会は2015年に入ってから開催される予定である。
カンボジアの教育に関してカンボジア人自らが調査し、問題意識を持つことは重要なことである。
この国のリーダーとして常に問題意識を持って、問題解決に向けて取り組んでくる人材が一人でも多く輩出できるように、教育政策大学院の支援を継続していく。
松倉洋海
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