
スバイリエン州に赴任してくれた齋藤悦子先生は、理科のアドバイザーとして小学校教員養成校で活動を行う。
齋藤先生は、日本で38年間教師として勤めた後、この度CIESFの「国境なき教師団」としてカンボジアに赴任していただいた。
スバイリエン州に到着後すぐに、州教育局のサラット局長へ表敬訪問を行い、今後のサポートのお願いをして、教員養成局では校長先生はじめ理科の教官と挨拶と顔合わせを行い、今後の協力体制を確認した。
理科の教官からは、「日本の理科教育に関して、積極的に学んでいきたいので、遠慮なく色々と質問すると思うが、ご協力をお願いします」と熱烈な歓迎を受けた。
齋藤先生が自己紹介をクメール語を暗記して披露したことで、カンボジア人はとても喜んでいた。
きっと、すぐにカンボジアの生活に馴染み、活躍してくれることだろう。
スバイリエン州の教育局長や学校関係者との顔合わせでは、感謝の言葉をもらった。
「CIESFの支援がスバイリエン州でスタートして、1年も経っていないが、非常に大きな成果を出していると感じる。これからも学校とCIESFが協力して、さらに良い学校を作っていくためにお互い協力していきましょう」
CIESFがいくら頑張っても、成果は出ない。
カンボジア人の意識が変わり、私たちの支援を有効に活用したいと思って努力してくれることで、両者が認め合い、互いに高め合っていくことができる。
スバイリエン州の教員養成校が確実に変化してきていることを実感した。
松倉洋海
写真 スバイリエン教育局長と齋藤先生 大きな写真を見たい方はこちら »