
労働省からは、「カンボジアの職業訓練分野の指導員の能力がまだ低く、指導員の能力向上を目指さなくては、進出してきた企業へ能力を有した人材の輩出ができない」、「ぜひCIESFとして、労働省を後方支援してほしい」という支援要請に応える形で協議を実施していた。
カンボジア労働省との協議の結果、カンボジアの職業訓練に関わる労働省職員や職業訓練指導員、職業訓練所の管理職員を対象とした研修会を実施することになった。
労働省職業訓練関係者、訓練施設管理職、職業訓練指導員をそれぞれのグループを作り、課題を案出することで、政策立案、実施運営にかかる課題を洗い出し、業務改善手法、解決策を見出すことを目的として、グループディスカッションの時間を多く設けた研修会を予定した。
立場の異なる3者がお互いの立場を理解したうえでの実質的な改善策、解決策を講じることを目指すグループディスカッションである。
少しでも良い研修会を開催できるように最終調整を進めてきた本研修会は、NPO法人日本エンプロイアビリィティー支援機構様から講師を派遣していただき、11月下旬に開催された。
その様子は、別途リポートする予定である。
松倉洋海 大きな写真を見たい方はこちら »