
スバイリエン大学の日本語コースは、大学とCIESFが共同で2015年10月末に開講したクラスである。
CIESFの産業人材育成事業の一環で運営しているCIESF Business Training Center (CBTC) のトレーナー3名がこの研修会の講師を務めた。
スバイリエン大学の学生たちは、普段の日本語での授業と違い、ビジネス基礎研修として、基本動作やコミュニケーションなどをゲームやレクリエーションを取り入れながら楽しく学ぶことができた。
また、ビジネス研修会の中に就職相談の時間も設けて、履歴書の書き方や進路相談なども実施し、学生たちに対する就職への意識づけに繋がった。
実際に就職すると、今までに経験したことのない社会の中で働かなければならず、多くのカンボジア人の若者が職場に馴染むのに苦労している。
この研修を通して、社会や日系企業の考え方や働き方を学んでもらい、就職した際に戸惑わないように学べるカリキュラムになっている。
この研修会の最後には、学生たちが学んだことを振り返って、感極まって泣いてしまう者も何名かいた。
各自が自分と向き合い、相手を信頼し、真剣に物事に取り組み、問題から逃げないことを意識した前向きな決意の涙であった。
たった4日間の研修期間だったが、学生たちの意識が確実に変わった。
今後もFORVAL Cambodia社の協力を受けて、継続的に研修会を実施していく予定である。
この学生たちの今後の頑張りが本当に楽しみで仕方がない。
松倉洋海
写真 研修会終了後の講師との記念撮影 大きな写真を見たい方はこちら »