
支援先はシーセフが「国境なき教師団」の教育アドバイザーをボランティアとして派遣している教員養成校です。
千葉若潮ロータリークラブ様は、昨年に引き続き、スバイリエン州小学校教員養成校と今年から新規にコンポントム州小学校教員養成校に対して、理科の教材支援をしてくださいました。
今回は教材贈呈式に参加する前に、教材が活用されているか視察訪問していただきました。
授業の単元は教員養成課程の理科の24単元のうちの13番目の単元「膨張(熱と物質)」でした。
支援教材の中から熱膨張試験器を活用して授業を行い、現地の材料で製作した代用教材も活用した実験の指導をしました。
この単元は小学校の学習範囲ですが、教員養成校の学生たちは、実験を取り入れた授業を受けるのは初めての経験なので、戸惑いと驚きと喜びを一度に感じながら豊かな表情で授業を受けていました。
シーセフは教育の中身(ソフトウェア)を支援するのが得意な組織ですが、教材教具などの物(ハードウェア)の支援は活動範囲外になってしまいます。
千葉若潮ロータリークラブ様からの教材支援を通して、シーセフの教育アドバイザーが責任を持って、現地で管理の仕方、実験の仕方などの指導を行います。
ハードとソフトの両輪があってこそ、支援の効果も高めていくことができます。
シーセフでは、今後も多くのパートナーとともに教員養成校の発展、カンボジアの教育界の発展を目指して微力ながら活動を進めていきます。
松倉洋海 大きな写真を見たい方はこちら »