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もうすぐ教師に 2017.06.27 もうすぐ教師に 6月の中頃、スバイリエン小学校教員養成校に視察に行きました。
見学したのは2年生の授業で、その日は一人の学生が模擬授業を行い、教官がその指導を行う日でした。

内容は、水が個体、液体、気体と変化していくこと。

教師役の学生は、学生に対して、水の状態は何種類の変化があるか?
といった質問をした後、それを実証する実験を行うため、実験手順の説明を始めました。

実際の実験も、水が個体となった氷が入った鍋を火にかけて液体とし、その液体をやかんに入れて水蒸気とし、アルミ缶で受け止めた水蒸気が液体となって落ちる、という目に見えてわかりやすいものでした。

こういった実験方法は、シーセフが派遣している教育アドバイザーとカウンターパートであるカンボジア人教官が考えて準備し、学生に指導したものです。

学生の授業は、教師になりきって大変堂々としており、見ていて頼もしく感じました。

授業後も、指導にあたっている教官からのコメント以外にも、同級生たちがよかった点、改善点などを出し合って、よい授業を作っていこうという意気込みが見られました。

2年生は7月に卒業試験を受け、10月には教員免許を手に、州内各地の小学校に赴任していきます。
考えてみたら、今模擬授業で先生役をしている学生も、3か月後には、本物の教師になるのです。

模擬授業では、相手は同級生の学生です。
こんなお行儀のいい子どもがいたら模範だろうという態度ですが、実際の小学校では、こうはいきません。

教員養成校で学んだことをいかし、赴任先の子どもたちが授業を楽しみながら基礎教育を習得し、カンボジアの教育の向上に寄与する教師たちになってほしいと思いました。

がんばれ教員養成校2年生!


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