
石澤先生は、プノンペン市とプレイベン州の小学校教員養成校、計2校で5人の教官をカウンターパートとして、理科の指導を行いました。
教育アドバイザーは、学生に直接指導するのではなく、カウンターパートである教官のレベルアップを目的に、準備、教材制作、授業、指導案作成などをサポートする黒子となることがほとんどで、根気のいる仕事です。
石澤先生は、2校いずれでも、校長に期待され、教官たちに信頼され、日本語のわからない学生たちからも「センセイ」と呼ばれ、好かれる存在でした。
2年間の活動に対して、教官たちから、以下のコメントをいただきました。
・石澤先生と一緒に授業をして自信をもって教えられるようになった
・教材を使うことで、自分も学生も深く理解できるようになった
・使ったことがない教材を使えるようになったし、作ることができるようになった
・知識や授業を行う能力を石澤先生からもらった
シーセフのサポートスタッフ(通訳やアシスタントとして教育アドバイザーをサポートする)たちからも、石澤先生との仕事は楽しかったし、とても勉強になったと、感謝の言葉をたくさん聞きます。
本来ならば退職後に日本で家族とのんびり過ごすこともできた2年という時間を、カンボジアの教師育成のために使ってくださった活動は、カンボジアの教育に少なからず影響を与えたと言えるでしょう。
石澤先生、2年間お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
シーセフでは、次年度も「国境なき教師団」の教育アドバイザーを募集しています。
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増子夕夏 大きな写真を見たい方はこちら »