
9月1日(金)に開催した、国立スバイリエン大学日本語コースの修了式で、多くの学生たちが語ったことばです。
心にしみました。
同コースは、2012年10月に大学とシーセフが共同で設立し、学生は2年間日本語を学ぶことができます。
大学の単位の認定にはなりませんが、スバイリエン大学の学長とNGOシーセフカンボジアから修了証を授与し、日本語を学習したことを証明しています。
修了式は1年ごとに行うため今回で2回目となりますが、1期生は卒業を迎える年となりました。
1期生は日系企業への就職を目標に日本語を学んでおり、ほとんどの学生が、スバイリエン州のバベット地区にある日系企業に就職することができました。
自身の学部学科の勉強がある中で、2年間で日本語を習得することは、大変な努力が必要だったと思います。
修了式でも、同大学の副学長やシーセフ代表の祝辞において、学生の努力を称えられました。
修了証は、シーセフが派遣している同コースの日本人講師松本先生から授与され、その後、ひとりひとりが日本語でスピーチを行いました。
2期生は1年間で学んだこと、そして2年目に目指したいことなどを、1期生は2年学んだ成果と、就職しても日本語の学習を続けたいといったことを述べていました。
現在、カンボジアには日系企業の進出が増加するとともに、日本語人材の需要が高まっています。
しかし、地方の工業団地では、日本語人材の採用が難しく、企業も手をこまねいている状況です。
また、地方の大学の学生にとっては、プノンペンほど企業数がない状況下で、地元に残って家族を養いたいという願望を満たせる就職先を見つけるのが困難です。
スバイリエン大学日本語コースでは、学生が日系企業に就職し、将来を切り開くチャンスをつくることができる考えています。
10月には3期生の募集を行います。
シーセフでは、3年目も引き続き、スバイリエン大学日本語コースの支援を行ってまいります。
増子夕夏 大きな写真を見たい方はこちら »