
CBTCは、2011年に開校した、日本語と日本文化、そしてビジネスマナーなどを教える学校で、カンボジアの労働訓練省の認定校となっています。
修了式までは、70名近くの学生が通っていて、そのほとんどが昼間は高校生、大学生として学校に通っていたり、社会人として働いています。
日本で働きたいから、日系企業で働きたいから、日本語の通訳になりたいから、日本の文化を知りたいから、子どもたちに日本語を教えたいからなど、CBTCに通っている理由はさまざまですが、学生たちは将来日本語を使って仕事をしたい!と希望を持って勉強しています。
今年度の修了式は、CBTCの敷地内で行い、飾りつけやバックドロップもみんなで準備し、とてもアットホームな式となりました。
修了証書は、校長の土居から25名ひとりひとりに授与されました。
学生代表の挨拶の中で、
「ひらがなはおぼえにくく、カタカナは書くことができませんでした。書くたびにいつも間違えてしまいました。その時は、間違えた文字を50回書いて先生に見せました。でも日本語は楽しいです。漢字の勉強も難しいですが、でも、たくさん練習したら上手になります。
私の夢は、日本語を使う会社で働くことです。一度、日本に旅行にも行きたいです。とてもすごい日本を見に行きたいです。」
という言葉がありました。
学生にとって、日本は憧れの場所であって、自分がその国に関わることを夢みて、難しい日本語を諦めずに一生懸命勉強しています。
CBTCを卒業した先輩たちは、カンボジアで和食の高級レストランや日系ホテルなどで活躍しています。
今年、修了した学生たちも、自分の夢に向かい、先輩たちのように活躍できることを願っています。
杉山 穂香 大きな写真を見たい方はこちら »