
その時から、カンボジアでは5年ごとに議員を選ぶ国民選挙を行っています。
30年が経った、2018年7月29日にNEC(National Election Committee)が第6回国民選挙を開催しました。
選挙の前日
選挙は日曜日に行われます。投票は本籍地でしかできないため、田舎に戻らなければならない大勢の人は金曜日から都会を出ていきます。
そのため、いつも賑わっているプノンペンはだんだん静かになってきました。
それに、仕事でプノンペンに滞在している人たちを考慮して、労働省は「選挙の翌日も休みになります」と宣言したので、国民は選挙のために三連休となりました。
第5回の選挙と比べると、立候補する政党が増え、今年は20の党がありました(2013年の選挙では8党でした)。
NECと地方自治体に許可をもらって、各党は7月7日から7月27日まで選挙運動を行っていました。
特に、経済成長地域に自党の方針や政策を宣言し、国民からの支援を求めました。
ですので、選挙時期になると、仕事をしている時に、ほとんど毎日演説の声が聞こえました。
平日には小さい選挙運動をしていましたが、週末には一般企業の社員だけではなく、警察や省関係者など公務員も自分が応援する政党に参加して、選挙運動を行いましたので、大きくて長い行進が見られました。
運動がいちばん活発になるのは最終日で、すべての政党が同時に行うため、都内のどこに行っても、選挙運動の行進に出会いました。
選挙の当日
秩序を保つため、7月28日と29日にはアルコールを買うことを禁止されましたので、この2日間は多くの飲食店が休みになりました。それに、プノンペンでは軍隊が行ったり来たりするのが見られました。
NECによって、全国は1646区に分けられ、投票場は22967箇所ありました。
選挙は朝7時から午後3時まで行われましたが、大勢の人は午前中に投票に行って、午後は人が少なかったそうです。
投票できる国民は838万217人ですが、実際は、688万5千人(相当82%)が投票に行きました。
選挙日の夜にNECがデータをまとめて、NECのフェイスブックページと国立テレビ局で中間結果を発表しました。どちらの地域も与党が勝利しました。
選挙の翌日
7月30日は人々が田舎からプノンペンにどんどん戻ってきて、バスや車で道が混雑していました。
選挙日には出かけたり、遊んだりする人が少なかったですが、選挙の翌日は飲食店が再開したので、いつものプノンペンの風景に戻りました。
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