
7月末に、プレイベン州小学校教員養成校にて贈呈式典が開催された。
贈呈式典では、プレイベン州教育局局長をはじめ、教育関係者及び学生が集い、ロータリークラブからは、プノンペンロータリークラブが本式典に参加していただいた。
過去4年間にわたり、ロータリークラブはカンボジアの教員養成校に実験教材の支援及びボランティア派遣費用を負担してくださっている。
カンボジア教育省よりロータリークラブに対して今までの支援に感謝を込めて、感謝状が授与された。
今までは、アクセスの面でプノンペンが贈呈式典の会場となっていたのだが、今回初めてプレイベン州で贈呈式典が開催されたため、関係者一同がロータリークラブに直接お礼を言える機会が得られて非常に良かった。
教員養成校の関係者は、授業で活用している、とうれしそうに報告してくれた。
日本では授業で教材を活用するのは、当たり前のことであるが、今までまったく教材がなかったカンボジアでは、せっかく教材があっても、実際に活用されるのは本当に大変なことである。
寄贈された教材がしっかり活用されるように、現地の教官の意識や知識を向上させていく活動をスタートできることこそ、教育支援のスタートラインに立てたことを意味している。
引き続き、カンボジアの教員養成校の理数科教官の能力向上に向けて、精一杯取り組んでいく所存である。
松倉洋海
写真 プノンペンロータリークラブ会長より学生代表へ教材贈呈 大きな写真を見たい方はこちら »