
この度、教育省側から担当長官及び関係者と、教育政策大学院側からの関係者と、CIESFの職員からなる運営委員会メンバーが一同に集まり、運営会議が開催された。
今回は、修士論文の指導や学生の日本研修事業などに関して、積極的に話し合いが行われた。
現在、大学院の運営費のほとんどをCIESF側が負担しているが、今後どのように支援に頼らずに独立して大学院を継続的に運営していけるのかという議論が開始された。
教育省側も教育行政官の再教育は、大きな課題として問題意識も高い。
CIESFの支援の割合を低くし、やがて支援を終えた後でも、同省で運営を継続していく意思があることを改めて確認した。
2015年度(2014年10月開始)からは学生数を増やし、教育省の役人だけでなく、大学の教師や学校の管理職の方に対しても徐々に門戸を広げていき、教育の専門性の高い大学院を目指していく方針である。
この大学院で学んだ方々が、知識や経験を活かして、カンボジアの教育現場の様々な問題解決に向けて取り組んでいく重要な人材となる。
近い将来、この大学院の卒業生と一緒になって、カンボジアの教育改善に向けて一緒に仕事ができることが楽しみでもある。
教育政策大学院大学は、カンボジア人がカンボジアの教育を改善していくための、重要な人材育成の場である。
松倉洋海
写真 運営会議の様子 大きな写真を見たい方はこちら »