
世界の国々には色々な気候があります。
カンボジアは、熱帯モンスーン気候に属し、一年間は大きく雨季(ロダウ・ヴォッサー)と乾季(ロダウ・クダウ)の二つの季節があります。
カンボジア人の間では、乾季はさらに涼季(11月上旬~1月下旬)と暑季(2月上旬~5月中旬)に分けられます。
雨季は5月下旬~10月下旬で、5月中旬くらいから風向きが変わり、雨は降らないものの、夕方に稲光が多くなります。
5月下旬になり、毎日ほぼ定刻に強い雨が降り始めると、本格的な雨季がやって来ます。
しかし、雨季だからといって、一日中雨が降っているわけではありません。
例えば、都市のプノンペンでは雨季のはじめは午後の一定時刻にまとまって降ることが多いです。
雨季後半になると、雨量も多くなり雨の降る時刻も不規則になりますが、明け方か夕方以降に降ることが多いです。
7月は「小乾季」と呼ばれます。
雨季の中休みが10日間ほどあり、雨が降らなくなります。
雨量は、雨季後半の2ヵ月間(9月~10月)が最も多いです。
乾季は11月上旬~5月中旬にかけてでありますが、その間はほとんど雨が降りません。
前半の11月上旬~1月下旬(涼季:ロダウ ロギーエイ)が、比較的涼しく一年中で最も過ごしやすい時期となります。
したがって、乾季の前半は旅行に最も適している言えますが、それでも日中には30度を超えますので無理はできません。
乾季後半の2月下旬~5月中旬は、酷暑の時期(暑季:ロダウ プラン)に入り、日中の気温が35度~40度近くにもなります。
この時期には畑に水がないので、カンボジア農民の大半も働きません。
普段涼しくても25度までしか下がらない涼季(12月~1月)ですが、最近は異常気象が続いていて、明け方には18度まで下がることがあり、寒さに慣れていない高齢者が亡くなるニュースが流れました。
また、雨季では一定時刻にスコールが来ていましたが、最近ではいきなり昼にスコールになる時もあり、とても困ります。
サポートスタッフ(通訳)
キエン ソックオー