「国境なき教師団」10年目がスタートしました!|現地リポート|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

現地リポート

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2018.11.13

「国境なき教師団」10年目がスタートしました!

「国境なき教師団」10年目がスタートしました! カンボジアでは、1970年代の内戦により、多くの教師が虐殺され、教科書が焼かれ、校舎が取り壊され、学校教育が崩壊しました。
内戦終結後、教育の再会を目指し、教師の資格がなくても読み書きができる人たちが教師として採用されました。
この影響は現在まで続いており、基礎教育、特に理数科教育に大きな欠落がありました。

学校教育が発展するためには“教員の質向上”が必要不可欠です。

そこで、シーセフは2009年9月から、日本人のベテラン教師を教育アドバイザーとして派遣し、カンボジアの教員養成校の質向上を目指す「国境なき教師団」をスタートしました。
この活動では、教員養成校のカンボジア人教官の能力を高めるために、教授法のアドバイス、理科実験の指導、現地の材料を使って作る手作り教材の紹介、指導案の作り方など様々な方法でサポートしてきました。

現在までに、首都プノンペン市、プレイベン州、スバイリエン州、コンポントム州の、4つの地域で計34名の日本人ベテラン教師が活動してきました。
そして、10年目となる今年度の活動がスタートしました!
今年度は、東京の24のロータリークラブから2名、神戸市国際協力交流センターから1名、合計3名の日本人ベテラン教師を派遣していただきました。
昨年に引き続き、日々の授業でのカンボジア人教官たちへのサポートと、授業研究会を行います。
授業研究会では、カンボジア人教官がお互いの能力を高めあうことを目的とし、指導案の作成・検討会から反省会まで、一つのチームとなり、日々の授業を改善していきます。
また、今年度からプレイベン州とクラチェ州の教員養成校の教官に、スバイリエン州教員養成校で行う授業研究会に参加してもらい、間接的なサポートを行ってまいります。

今年度も、「国境なき教師団」の応援をよろしくお願いします。


杉山穂香


~ 教育アドバイザー先生方の紹介 ~
スバイリエン州小学校教員養成校 理科担当
佐藤 裕先生(写真右側)

スバイリエン州小学校教員養成校 算数担当
松場 彰先生(写真左側)

コンポントム州小学校教員養成校 理科・算数担当
高杉 昌明先生(写真中央)


日本人教育アドバイザーの活動日誌もお楽しみに♪
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