カンボジアビジネスモデルコンテストの説明会を開催しました|現地リポート|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

現地リポート

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2018.11.06

カンボジアビジネスモデルコンテストの説明会を開催しました

カンボジアビジネスモデルコンテストの説明会を開催しました カンボジアビジネスモデルコンテストは2010年に1回目が開催され、今年度は第9回目を迎えています。
優勝するまでには、学生は複数の審査を通過し、10チーム前後が最終選考会に臨みます。
コンテストへの募集は8月ごろにスタートし、最終選考会は毎年2月に行います。今年度は、2018年9月15日に国立経営大学のソシャルイノベーションラボ(Social Innovation Lab)で「Ideation Session for BMC」今大会の説明会を開催しました。
発表者は国立経営大学の教授、ビジネスモデルコンテストのコーディネーターのパターソンが行いました。
説明会に参加するためには、学生は事前にオンライン登録をしなければなりませんでした。
42名が登録しましたが、実際には26名が出席しました。
募集は大学生と新卒生をターゲットにしていますが、参加者は大学生と新卒生だけではなく、高校生も高校卒業者も出席していました。
参加者の中には、まだグループを形成していない学生がいて、コンテストに参加するためのメンバーを探す目的で、一人ひとりが自己紹介をしました。
公立と国立の大学に通っている学生たちは学歴がまちまちで、高校生も高校卒業生も積極的に参加し、ダイバーシティ的なコンテストになりそうです。

この説明会ではビジネスモデルコンテストの概要だけではなく、チームとアイディアの形成についての説明がメインでした。
チーム形成の説明では、1チームは5人まで参加できること、各グループは同じ大学、同じ学部の学生で構成しても良いが、豊かな意見が集まるように、大学専攻が異なるチームの方が良いというアドバイスもありました。
また、1人で応募したいという人もいましたが、コーディネーターの立場では構いませんが、基本的には1人では「チーム」と呼ばないので、少なくとも2人以上で参加することが望ましいとしています。

ビジネスアイディアについてのアドバイスでは、以下のことがあげられました。

アイディアを形にするためには、色々なことを考慮しなければなりません。
まずは周りを観察することです。
人々と環境を観察するということを通して、現在はどんな問題が起きているのかを理解し、これらの問題に対して、どうやって解決すればいいのかを見つけ出します。
次に、好奇心が旺盛なことが必要です。
物事を疑い、尋ねます。
簡単な質問でも思いがけないことがわかることがあります。
その上で、アイディアを形にするにはコネクションが不可欠で、調査をしたり情報を集めたりする時に、大勢の人から取得することが、正確で信頼できるものにつながります。
もし、具体的なアイディアが決まっているなら、実際に試してみても良いです。
しかし、アイディアを出すだけでは、十分ではありません。
創造的なアイディアを出すためには、人口と社会動向を考えなければなりません。
例えば、現在のカンボジアの人口は若者が多く、経済成長とともに保護者は高等教育を求めますので、教育に関わるビジネスは成功する可能性が高いと思われます。
先端技術のお陰で、海外の企業がどんどん増えていますので、その技術を活かすためのアイディアが出るかもしれません。

コンテストへの出場手続きは、チーム単位で応募をし、申込書とともに各自のビジネスモデルを説明する3分間のビデオが必要となっています。
これまでのビジネスコンテストで、応募者が一番多かったのは昨年度でした。
今年度もたくさんの若者の応募を期待しています。


ニアン チョロナックチュン
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