
「国境なき教師団」の教育アドバイザーとして、新たにプレイベン州小学校教員養成校に赴任していただく加藤先生がカンボジアに到着された。
カンボジア到着の翌日には、プレイベン州に赴任して、校長先生と挨拶を済ませた後、前任にあたる小泉先生から活動の引継ぎを1週間の予定で実施した。
小泉先生のカンボジアでの活動は3年間にも及ぶため、1週間程度ですべてを引き継ぐことは大変であるが、支援の心得や活動の指針となる軸を中心に伝え、支援が継続して発展していけるように、引継ぎをしていただいた。
プレイベン州での生活は、何もない場所だけに日本人にとっては不安も多いが、歴代赴任されたボランティアの先生方はみんな帰国の際に、「プレイベン州に赴任できてよかった」と笑顔で語られる。
「国教なき教師団」の活動は、無理に成果を出そうと焦らずに、着実に一歩ずつ、カンボジア人の教官との信頼関係の構築から始まる。
そして、赴任した加藤先生も現地の教官と信頼関係を築き、活動の成果を挙げるだけでなく、学生や町の人とも交流して、カンボジアの良さ、プレイベン州の良さを感じていただければと願う。
最後に、三年にわたって活動いただいた小泉先生、本当にありがとうございました。
小泉先生の活動が「国境なき教師団」の活動の基盤となり、引き継いでこれから更に発展させていきます。
写真 引継ぎの様子(左から加藤先生、小泉先生、通訳のホン)