スバイリエン大学に日本語コースを設立|現地リポート|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

現地リポート

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2015.11.04

スバイリエン大学に日本語コースを設立

スバイリエン大学に日本語コースを設立 2015年10月下旬よりカンボジアの産業人材事業の一環として、CIESFの新プロジェクトが始動した。


国立スバイリエン大学とCIESFが共同で、日系企業への就職を目指す学生を対象に、スバイリエン大学に日本語コースを設立した。現在、カンボジアには多くの日系企業が進出しているが、日本語人材の不足が大きな課題となっている。
特に地方では、企業が日本語人材を思うように採用することができず苦労している。
せっかくプノンペンから日本語人材を採用してきても、育てた頃には都市部へ転職してしまう悪循環が続いていた。
この問題を解決するためにも、スバイリエン州において、地元の人たちに対して日本語教育をサポートすることが重要課題として捉え、CIESFとして何ができるか検討を続けてきた。
カンボジアの経済発展の一翼を担うスバイリエン州の発展と、進出してきた企業に安定した人材を輩出するためにも、地元のスバイリエン州の学生に対する育成支援が不可欠である。

上記のことを考え、この度、国立スバイリエン大学内に日本語コースを設置して、10月下旬より授業をスタートさせるにいたった。
一般財団法人技能ボランティア海外派遣協会(NISVA)様の協力の下、ボランティアの日本語教師として松本先生に赴任していただいた。
また、CIESFの職員として、カンボジア人日本語教師を1名派遣している。
日本語の学習だけではなく、労働訓練省の認定校であるCIESFが運営する職業訓練学校のCIESF Business Training Center (CBTC)で開発したビジネス研修会も定期的に開催することで、働く意識や挨拶、規律、ビジネスマナーを学ぶことができようにカリキュラムを組んでいる。

学生達は「日本語を勉強して、日系企業に就職したい」と目的意識をしっかりと持って、授業に意欲的に参加している。
今後は、日本語の勉強でいくつもの壁を乗り越えなければならず、苦労も多いだろうが、自分の夢に向かって、日本語の勉強を頑張ってほしいと願うばかりである。


松倉洋海



写真 授業中の様子
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