
今後、派遣教師に応募したい、まずはスタディーツアーに参加して見て決めたいという方、CIESFの派遣教師(教育アドバイザー)プロジェクトを知りたいという方は、ぜひご一読ください。
Q1:スタディーツアーに参加しなくても教育アドバイザーへの採用が決まることはありますか?
A1:基本的にはスタディーツアーを通して現地を知っていただき、その上で現地にて面接を行うので、スタディーツアーに参加していただくのを原則としています。
Q2:スタディーツアーに参加後、どの程度で採用の合否がわかりますか?
A2:教育アドバイザー候補としての選考通過という形で通知をお送りするまでに、団体内での検討期間を頂戴するために2週間程度としています。
Q3:採用後、どの程度の期間で派遣になりますか?
A3:採用通知をお送りしてから健康診断書をご提出いただきます。途上国での生活に問題がないと判断された場合に、内定のご連絡をいたします(健康診断書到着から1ヶ月以内)。内定はあくまでも教育アドバイザーの候補者リストに名前が登録されたと理解してください。希望科目によっては、数カ月後に派遣の場合もありますが、他にも派遣希望者がいることもあり、実際に派遣するまでに1年以上お待ちいただく可能性もあります。現地と候補者のバランスで派遣の時期が決定するとご理解ください。
Q4:私は現職の教員なので、来年の3月までは派遣を控えてほしい。
A4:個人の予定に合わせて派遣時期を見合わせることも可能です。ただタイミングが合わない場合や他にも希望者がいた場合など、他の先生を優先して派遣することもあります。
Q5:派遣された場合、カンボジアでは週に何回ぐらい授業することができるのか?
A5:教員養成校の教官のアドバイザーになっていただくので、学校で授業をすることが目的ではありません。教員養成校の教官のレベルを上げることが目的です。その目的のために自分が授業する必要性を感じた時には実際に授業を行うことも一つの方法ですが、カンボジア人の授業を観察してアドバイスするのが活動の基本となっています。
Q6:そもそも教員養成校とは何ですか?
A6:日本でいうかつての師範大学(現在の教育学部)に当たる学校だと認識してください。ただし、カンボジアの教員養成校は現在の日本では短大や専門学校と同じ2年制です。高校卒業後に入学して、2年間の教職課程を受け、卒業と同時に小・中学校の教員免許がもらえます。日本から派遣する教育アドバイザーのパートナーとなるのは、この学校の教官です。
Q7:教育アドバイザーとして採用されるのはどのような人材ですか?
A7:長年、日本で教師経験をされてきた方が応募されるので、教師としての能力を直接的に問うことはありません。重要なことは、カンボジアという国を理解して、この国に合ったサポートをしていくことができる方を求めています。
Q8:教育アドバイザーには専属の通訳がつくとのことですが、通訳の能力はどの程度なのでしょうか?
A8:日常会話の日本語能力ができる程度です。理数科の専門用語についての日本語ができないだけでなく、クメール語での理数科の知識もほとんどありません。通訳を育てることも教育アドバイザーの活動の一つと考えて活動してください。
以上、簡単ではありますがCIESFの派遣教師プロジェクトの概要理解に少しでもお役に立てれば幸いです。
松倉洋海(カンボジアオフィス事務局長) 大きな写真を見たい方はこちら »