教育アドバイザーの活動日誌|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

教育アドバイザーの
活動日誌

教育アドバイザーの活動日誌
8ヵ月で変わってきたこと 2019.08.07 8ヵ月で変わってきたこと スバイリエンの養成校に赴任して8ヶ月がたとうとしています。
赴任期間も残り2ヶ月余りとなりました。
来月には2年生の卒業試験があり2年生は卒業していきます。
8ヶ月たつと何がどのように変わってきたかをお伝えします。

~日常から~
<景 色>
自分の行動範囲もほぼ決まりその範囲の中でサイクリングをしたり釣りをしたりしてカンボジアライフを楽しむようになりました。
そんな中、日本に一時帰国して持ってきた望遠レンズをカメラに取り付けいつもの道をサイクリングしていると水牛の親子と出会いました。
カメラを向けると今まで見ることができなかったなかむつましい表情まで見ることができ思わずシャッターをきったその瞬間再び好奇心のスイッチが入りました。
今まで何気なく見ていた景色も少し近づいて見てみるとこの国の風景、表情が違って見えてきました。田植えをしている現地の人の笑顔、ハスの花を収穫している何気ない表情を見ていると不思議と話しかけたくなってきました。
「スースダイ」相手も笑顔で「ジャポン」とそれだけですが今まで味わっていなかった不思議な思いがわきあがってきました。
「もっとカンボジアの人と話してみたい」望遠レンズのカメラが語りかけているようでした。

<言葉>
クメール語を覚えるのは難しいです。
まず市場の買い物から始めました。
果物屋のおばちゃんに「ヨークチーク(バナナください)「ソームチョポンテイ(まけて)」「ムオイポアン(千リエールでいいよ)」バナナの値段をまけてもらって買うことができました。
おばちゃんも苦笑いをしていました。
今まで話せる言葉を使わずに買っていた自分に気がつきました。
この日から市場のおばちゃんたちがクメール語の先生になりました。
クメール語で野菜や肉を買いお金を払う週末が楽しみになりました。
おばちゃんたちも忙しい中笑顔で教えてくれました。
話しかけられるようになると不思議と小学生が近寄ってきて「ハロー」「スースダイ」こんな身近なところにもクメール語の先生がいたことに気づきました。
現地の言葉で会話すると何かが違うことを最近気づきました。
それはこの国の色々な表情との出会い。

<教える>
ある日、養成校の教官先生に「何かしたいことありますか。」と言われ「教育実習をできるだけ参観したいです。」と答えました。
この国の教育実習はとても長く2年生が8週間1年生も6週間行います。
2年生の学生の授業を初めて参観した時、学生は背筋を伸ばし凛とした態度で生徒に接していました。
授業後の話し合いで私は「今日の教え方では生徒は理解できていないよ」「教えることと生徒が理解できることは違う」ことを指摘しました。
教官先生は「何を教えるかもっとしっかり理解し生徒にできるだけ考えさせる場を作らなければいけない」「もっと努力してください」厳しい言葉の指導でした。
職員室に戻り教官先生が「学生たちは教材が少ない現場で教えなければならない。
だからもっと生徒のために努力する姿勢を身につけて欲しい」と私に教えてくれました。
実習の終盤に同じ学生の授業を参観できました。
教師としての心構え教え方の進歩を授業から感じ取れました。
顔も引き締まり目も輝いていました。
それでも教官先生は「もっと努力してください」と厳しい口調で指導していました。
帰り際、学生に私が「ソン コムブラウン(がんばれ)」学生も笑顔でうなずいてくれました。
それを見ていた通訳の人と教官先生も笑っていました。
残りの期間も感謝の気持ちを忘れず、この国のサポーターとして前向きに頑張ります。                       
*写真:釣りをしていたらよって来た現地の人挨拶もして釣り方も教えてくれました。

松場彰
教育アドバイザー
スバイリエン小学校教員養成校
算数担当 大きな写真を見たい方はこちら »
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