5ヶ月たってかわったこと|教育アドバイザーの活動日誌|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

教育アドバイザーの
活動日誌

教育アドバイザーの活動日誌

2019.04.11

5ヶ月たってかわったこと

5ヶ月たってかわったこと スバイリエンの養成校に赴任してはや5ヶ月がたとうとしています。
赴任したての頃は目に入ってくる景色全てが驚きで新鮮でした。
5ヶ月たつと何がどのように変わったかをお伝えします。

~日常から~
<景 色>
自分の行動範囲も広くなると景色も変わってくる。
「市場の先の橋を渡るとスバイリエンの田舎の景色が見られるよ」通訳さんの言葉に誘われ橋を超えてみると高床式の家、ハンモックで寝ている人の笑顔、犬の昼寝流れている時間までスロー。
その風景に誘われるようにその先の道を曲がってみてびっくり田んぼと水牛が目に入ってきた。
近づいてカメラのシャッターをきった瞬間自分の好奇心に火がついた。
なおも赤くぬかるんでいる道を進んで行くと急に視界が開け家が現れた。
笑顔であいさつしても返事がなくかわりに「なんだこいつ」と不審な目で見られた。
子どもたちが笑顔で近寄ってきてやっとお互いに笑顔になりほっとした。
本当のカンボジアを見た瞬間だと思った。
その後何度か行くようになり安心して写真も撮らせてもらえるようになった。
後で調べてみるとその先の道はベトナムの国境に続く道だった。

<人>
行動範囲も広がると人との関係も広がってくる。
週末市場に出かけるたびに気になる、かご作りのおばあちゃんを見かける。
声を掛けてみると「12000リエール」と言われた。
ショルダータイプのかごにして欲しいと絵にかいて説明すると「できない」と言われた。
自分で編んでみるから材料も下さいと頼み込んで家に持ち帰り完成したかごを見せに行くととても喜んでくれた。
それ以来私のかご作りの先生になった。
先生はもう一人いる釣りの先生だ。
道具は何とかそろえたが餌がどうしても手に入らない。
しかたなく釣りの道具だけ持って釣り場に行ってみると先に釣っている人がいた。
思いきって「えさ下さい」と声をかけると笑顔で分けてくれ釣り方まで教えてくれた。
それ以来私の釣りの先生となり時々今でも一緒に釣りを楽しんでいる。

<教える>
ある日教官の先生が「田舎の学校に卒業生の授業を見に行くがこないか」と誘ってくれ迷いなく「行きます」と返事をした。
1時間以上車で走るとかわいい小さな学校が見えてきた。
教室の中に入ると扇風機すらないトタン屋根の暑く暗い中で活気あふれる子どもたちに一生懸命教えている卒業生の姿を見た。
「何かたりないものはある?」「はかりなどの教材がたりない」。
そして「この教室は午後から暑くなって使えないのです。」何でもそろっている日本の学校とは段違いだ。帰り際に「先生楽しい?」「大変だけど楽しいです」不思議と子どもたちも先生も幸せそうに感じた。
お昼に卒業生の家で食事をいただいた。
校長先生もこられていつしか宴会になっていた。
「この家まで日本人が来たのはあなたがはじめてです」と卒業生の嬉しそうな言葉にさすがの私も驚いた。
帰りの車の中でどうして卒業生の学校を見に行くのか教官に尋ねてみた。
「だって気になるでしょう卒業生が。」「自分が何をしっかり今後教えなければならないか確かめに行くんだよ」と嬉しそうに話をしてくれた。

私は決して積極的な人間ではないです。
むしろ人の後からついて行くタイプの人間でした。
そんな私がなぜこんなに前向きになれているのか本当に不思議です。
きっともう一人の自分が何かあるたびにと「行け!」と声をかけこの国の人の優しさに後押しされて前に進んでいるのでしょう。
残り5ヶ月間自分がこの国に生かされていることを忘れずにこの国のサポーターとして何事も前向きに頑張りたいです。

松場彰
教育アドバイザー
スバイリエン小学校教員養成校
算数担当
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