親密さを増した一日|教育アドバイザーの活動日誌|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

教育アドバイザーの
活動日誌

教育アドバイザーの活動日誌

2019.02.18

親密さを増した一日

親密さを増した一日 スバイリエン州小学校教員養成校の理科担当として派遣されました、佐藤 裕です。
ひと月ほど前(12月27日)付属小学校の新校舎落成と新校長就任を兼ねた祝賀パーティーに招待されました。
興味津々有難くお受けしました。
当日9時半頃、カウンターパートのカンボジア人教官が誘いに来てくれました。
新校舎の床にはゴザが敷かれ、正面にはお坊さんが2人座り、右手には祭壇が設けられ、ロウソクがともされ線香がたかれていました。
列席者は横すわりの格好で座り、進行役の声に合わせて儀式が進みました。
新校舎の落成なのにこんなに宗教と密接なつながりがあることに驚かされました。
いったん教員室へ戻り休んでいました。
11時前再び教官が呼びに来てくれました。野外でパーティーが始まっています。
イベント会社の人々が一か所にテントを張り、周りに結婚披露宴のようにデコレートされた8卓の丸テーブルと椅子を並べ、大きなアンプスピーカーのカラオケセットも設置しています。 
ここでは進行役はいません。
テーブルに8人座ると飲み物や料理が運ばれて来てテーブル毎に宴が始まります。
ビールなどの炭酸飲料は常温です。コップに氷を入れて飲み物を注ぎ冷たくして飲みます。
アイスボックスを持って各テーブルを回り氷を入れる接待役の人は、養成校の学生です。
飲んだり食べたりして出たごみは足元にポイポイ捨てます。
いろいろな人たちが回って来て、その都度『乾杯!』が繰り返されます。
その顔触れはほとんどが初対面の人たちです。
カラオケが始まり一層にぎやかになります。プロの人たちもいます。
パーティーの出席者も自由にマイクを握ります。
ダンスも始まります。静かなステップの踊りです。独特の手、指の動きです。
一つ一つが「目が点になる」ような光景です。
誰もスピーチなどしません。
どの方が就任された新校長なのか最後まで全く分かりません。
宴は延々と続きます。こちらは、ギブアップ。2時頃失礼しました。
最後まで見届けられなかったのが心残りです。
歴史、風土、文化は恐ろしいものです。
日本では全く通用しない光景が次から次へと繰り広げられました。
この多様性を経験している今、とても貴重な時間の流れを感じています。
日本とカンボジアどちらがいいとか悪いとか、優れているとか劣っているとかではなく、どちらもそれで社会が成立しているのです。
その前提に立ってお互いのためにどのように交流していくことが必要なのかを考える、心の奥深さ広さの大切さを痛感しています。
サポートスタッフ(通訳)が誰もいない中、教官やその他の先生方にとてもお世話になり、親密さを増した一日でした。
後日談:新校長ではなく2人目の新副校長就任のお祝いでした。

佐藤裕
教育アドバイザー
スバイリエン小学校教員養成校
理科担当
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