カンボジアでの喜び|教育アドバイザーの活動日誌|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

教育アドバイザーの
活動日誌

教育アドバイザーの活動日誌

2019.01.09

カンボジアでの喜び

カンボジアでの喜び はじめまして。
松場 彰と申します。
2018年11月2日(金)からスバイリエン州小学校教員養成校でお世話になっています。
算数の教育アドバイザーとしてスバイリエン教員養成校に派遣してもらいました。
スバイリエン州はカンボジアの南東部に位置しています。
プノンペンから国道1号線をホーチミン行きのバスで約3時間ほど120キロ向かったところにあります。
また、ベトナムの国境の町バベットまではバスで1時間ほど行ったところにあるます。
大きな市場があり品ぞろいも多く日本でもなじみのあるニンジン、キャベツなどの野菜も手に入れることができます。
そしてこの町は東側と南側を水に囲まれ何となく落ち着いてとても居心地が良い町です。
私が住んでいる宿舎から教員養成校までは前の道をひたすら自転車を走らせ5分くらいで着くことができます。
途中すずめ、ニワトリの親子、豚の親子を見ながら出勤できることもありとても気持ちがなごみます。
この町に来て2ヶ月が経ち少しずつ生活にも慣れてきました。
派遣当時は目に入ってくる全てのものが驚きでした。
宿舎の庭にはパパイヤ、マンゴー、ココナッツが実り好きなだけ取って食べられること。
市場に行けば生の肉と豚の頭がそのまま並べられその熱気に圧倒されてしまったこと。
それでも1ヶ月が経つと目に入ってくる景色にも慣れ、驚かずに落ち着いて見て楽しめるようになってきました。
そんな中変わらないのがカンボジアの人たちの優しさです。
一番身近にいる通訳さん、先生方はもちろん、なじみになったお店のご夫婦、床屋さんのお兄さん、パン屋さんのご主人みな会うたびに笑顔で「HeIIo」とほほえんでくれます。
とても心がなごみこの国に少しずつ自分も受けいれられ安心して暮らせていることが実感できてきました。
学生たちの印象も少しずつ変わってきました。
初めは言葉少なく私に対して少し離れてよそよそしさを感じていましたが、慣れてくると授業中わからないことがあると聞きに来るようになりとても学習に対して熱心で意欲的です。
特に指導法の授業では自分で指導案を考え、実際に同じクラスの学生相手に模擬授業をする姿は1年後教師として教壇に立つ自分をイメージして真剣そのものです。
見ている学生たちも模擬授業に対して自分の意見をぶつけ、自分の教師としての実践力を身に着けようと目がきらきらと輝いています。
そんな授業を担当している教官は「私は学生の模擬授業を見るのが楽しみです」と笑顔で話してくれました。
きっと自分の教え子たちが教壇に立って子どもたちのために一所懸命に教えている姿を夢見てそんな言葉が出てきたのでしょう。
私は今アドバイザーとしてこれまでの経験を生かしてこの地で何ができるか模索しています。
授業参観後、授業について教官たちと話し合う中で問われてることは、生徒に対して「わかりやすい授業とはどんな授業なのか?」そして、その実現のためにどうアドバイスすれば良いのか。
日本でも同じように職員室で同僚の先生たちと「どうすればもっとわかりやすい授業になるのか?」と話し合いそのために教材の理解を深めおもしろい教材を考え指導してきました。
でもここはカンボジア、教育環境も指導の考え方も違います。
地方の学校では使える教材も限りがあり理科の実験や算数のコンパスを使った授業すらできない現実があります。
そこに赴任する学生たちにダンボールや空き缶など手に入りやすい教材でどうすればわかりやすい授業を考え生み出せるか悩んでいます。
まさにサバイバル授業方法作りとアドバイスです。
自分が持っている経験プラス自分の中に眠っていた発想力、創造力、サバイバル力を使って教官たちとこの国に合ったわかりやすい授業作りについて考え話し合いアドバイスをしています。
私をカンボジアに派遣してくださったシーセフおよびロータリークラブの皆様にはとても感謝しています。
お陰様で私は教師として再び養成校の先生方、学生とともに学校生活を送ることができています。
話す言葉は違っていても教育に対する思いは同じで学生たちのためにお互いの知恵を出し話し合う場は今まで経験できなかったかけがいのない時間となっています。
私は今、国を超えて学び合う喜びを実感できとても充実しています。
この喜びの実感を私も養成校の先生方、学生たちに、そして幼い子どもたちにも伝えていきたいと思っています。

松場彰
教育アドバイザー
スバイリエン小学校教員養成校
算数担当
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