水上生活者

2010年8月30日

水上生活者コンポンチュナン.jpg

カンボジアには、かなり多くの水上生活者がいる。

 

集団で300戸以上の大きな集落を作っているところもある。
写真は、プノンペンの市内のトンレサップ(トンレはクメール語で川を意味する)とメコン川の合流地点。
船一艘は、それぞれ独立した家族。
小さな子どもが、久しぶりに陸上に下りて遊んでいた。


川で生活する水上生活者は、水の多少や漁場の関係でかなり頻繁に移動する。
離合集散を繰り返し、昨日あった集落も次の日には消滅している。
コンポンチュナン(トンレサップの出口)の集落は、増水期には300から500戸になるが、減水期には、50戸ぐらいになることもある。
写真は、トンレサップ上の乾季のコンポンチュナンの水上集落。
川岸で市場を開いて、水上生活ではなくなっていることもある。


トンレサップの中の集落は、船を止めるいかだを組んでいるところもある。
このようなところでは、いかだの中に学校を持っていたりする。
水の増減によって、いかだを沖や岸に移動する。


水上生活者の中には、ベトナム人もおり、人口調査のときなどどのように計算されているのだろうかと気になる。
コンポンチュナンの水上生活者にはは、比較的ベトナム人が多く、ベトナム語が使われている。
もちろんカンボジア人の、水上生活者もいる。
カンボジア人の水上生活者は、チャム族の人が多いといわれている。
チャム族は、ベトナム中部で栄えたチャンバの末裔である。
15世紀ごろ国が滅んで、沿岸沿いに南下してメコン川沿いに上ってきて居付いた。
農業をしている人たちも多いが、漁猟者の多くはチャムの人たちであるようだ。



金森正臣

 

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