ミニ遊園地は市民の憩いの場
2010年8月 9日
日本のような、学生が遊べる場所は少ない。
そんな中、プノンペンの川沿いに、元々あった中洲を埋め立て大きくして整備し、橋まで架けた島ができた。
そこにミニ遊園地のようなものができて、人々が集まるようになった。
ダイアモンド島と呼ぶこの島の40ヘクタールの敷地内には、公園と大型結婚式場が完成して話題になっていた。
現在は、高級住宅をいくつも建設して、関心が集まっている。
この島の空いていた土地にいつの間にかミニ遊園地ができていた。
遊園地というにはあまりにも少ない乗り物ではあるが、今までカンボジア国内にあった移動遊園地と比べると、乗り物のレベルが格段に上がっている。
以前、王立プノンペン大学の学生たちに向けて、あるクラスから時間をもらって「アフターファイブは何をしているのか?」と問いかけたことがある。
学生たちは「何もしていない」「友達とおしゃべり」という何とも緩やかで微笑ましくプノンペンに住む学生とは思えない回答しか返ってこなかった。
学生たちは遊園地がカンボジアにあったらいいのにと嘆いていた。
それとは逆に、大人たちの娯楽施設は、結構そろっていて、ビアガーデンやカラオケ屋、サウナが街にいくつもある。
土曜日、日曜日の夕方になると、どこからともなく人々が集まりだし、生まれて初めて見る乗り物に、大人も子どもも胸を躍らせている。
フリーパスチケットなどはなく、乗りたければお金を払うシステムのため、お金がない人でも、乗り物の近くまで来て飽きずに見入っている。
この国においては、遊びは自分たちで作り出すものであり、人が用意するものではなかったのだろう。
そうした時代から徐々にではあるが、誰かが用意した娯楽を楽しむ時代へと変わっていくのかもしれない。
これが良いことなのかどうかは別として、人々は様々な乗り物があるミニ遊園地に目を輝かせながら見つめている。
松倉洋海
写真1-3 ミニ遊園地の乗り物











