日本の漫画 カンボジアに上陸
2010年7月21日
日本の漫画をクメール語に翻訳したものが売られるようになってきているのだ。
漫画文化のないカンボジアで、世界的に評価の高い日本の漫画は浸透していくのであろうか。
約30年前、多くの人の命を奪ったポルポト時代が終焉を迎えた。
苦難の時代を乗り越え今、カンボジアの全人口の半数以上が未成年の子どもたちで占められるようになった。
爆発的に人口増加が進むカンボジアにおいて、子どもたち向けのおもちゃ屋さんもわずかに増え始めている。
こうした中、日本の漫画が登場した。
私が個人的に確認しだけでも、7タイトルを数える。
どれも日本では知らない人がいない人気の作品ばかりだ。
元々、カンボジアには本格的な漫画は少なく、海外からコピーした漫画が売られていたが、知名度は低かった。
こんな状況の中で、日本の漫画がカンボジア人に受け入れられていくのか、楽しみな部分もある。
漫画は子どもたちから勉強する時間を奪うことも予想されるが、識字率が100%でないカンボジアの状況を考えると充分に識字率の向上に役立つ可能性も捨てきれない。
子ども向けの児童書など皆無に近いカンボジアにおいて、漫画に興味・関心を抱き、一生懸命読もうとする子どもたちが増えれば、漫画の果たす役割も少なくないのかもしれない。
小学校4年生までの国語(クメール語)の授業を受けなければ、ある程度の読み書きができるようにならないのが現状。
今でも、一度つまづくと文字を学ぶことをあきらめてしまう子どもがたくさんいる。世界有数の難しい文字であるクメール文字は、子供たちにとって大きな壁となっている。
識字率の向上に、どの程度日本の漫画が貢献するかはわからないが、漫画を読んだ子どもたちは、日本の文化や人々に関心を抱くきっかけとなることは間違いないだろう。
日本の漫画がカンボジアの子どもたちに受け入れてもらえるかどうか、これからゆっくり見ていきたい。
松倉 洋海
写真No.1 お馴染みの国民的漫画
写真No.2 プノンペンのコンビニでも販売を開始している











