ラタナキリへの小旅行(5) 授業を受けられない子どもは窓から
2010年7月12日
州都バン・ルンーから車で山道を2時間ほどのところに、今回ご一緒させていただいた日本人の方が支援している小学校がある。
この方は、パナソニックの技術端の先端を歩かれてきた方で、半導体のトップ技術者。
小学4年生に行った、電気回路の実験は、驚きの連続であった。
日本のトップを50年間も走ってきた知識は、並みのものではない。
電気を使ったこともない小学生に、分かりやすいことこの上ない。
子どもたちはみな、興味津々で、聞いていた。
周囲は、カシューナッツの林ばかりである。
家は、ポツポツ。
教室に入れない他学年の子どもたちは、窓に鈴なりになって聞いている。
小さな兄弟を子守している子どもまで加わっても、実に静かに聞き入っていた。
世界の先端技術者から受けた授業は、きっと山の中の子どもたちに大きなインパクトになって残っていることだろう。
金森正臣
写真:窓に鈴なりになって、授業に聞き入る子どもたち









