ラタナキリへの小旅行(1)

2010年6月10日

カシュウナッツが切られゴムに.jpgラタナキリは、カンボジアの北東の隅を占める、面積が一番大きいといわれている州だ。

北はラオス、東はベトナム、西はメコン川、南は山続きのモンドルキリ州。
ちなみに、「キリ」は、クメール語で山の意味。
ラタナキリ、モンドルキリは少数部族が多く、人口密度が低い地域である。


食堂で生徒と.jpgカンボジアには、火山はないと思っていたが、ラタナキリには2つのカルデラ湖があり、昔火山があった。
火山から噴出された土は、鉄分が多く、赤い色の大地となる。
鉄分でできるラテライトも、各地に顔を出している。
平坦なカンボジアの他の地域と比べると、山や谷が多く平らな土地は少ない別世界だ。


州都は、バン・ロン(Bong Long)。
6月上旬に、3泊4日の小旅行をした。
往復に2日かかるから、滞在は2日間だったが。


生徒たちの寮.jpgバン・ロンも人口密度は低く、街の中央部には分離帯がある道路が走り、街灯も整備されているものの、商店街といえるほどの感じではない。
市場の周りが賑わっている程度である。
急激に変化が起きているのが、感じられる。
バン・ロンに近くなると、道沿いは、カシューナッツとゴム園がほとんど。
多分不在の大地主が、現地の人を雇って経営しているのであろう。
カシューナッツの畑が切られて、ゴムが植えられているところが多い。
現地の少数部族の人たちが、大きな資本を持っているとは思われないからだ。


プノンペンからは、マイクロバスで10時間かかる。
途中、朝食をとったり、クラチェで昼食をとったりした。
かなりの部分が舗装されていて、もう2、3年ですべて舗装道路になりそうだ。
もっと便利になるだろう。


この地域に、以前から学校や授業の援助をしている日本の方がいて、今回ご一緒させていただいた。
さらに、カンボジアのご婦人で、少数民族の支援をしている方もご一緒だった。
カンボジアのご婦人は、少数民族は言葉が異なるため、十分な教育が受けられないことを心配している。
そこで中等レベルの生徒を集めて、クメール語と英語を教える学校を作った。
生徒たちは家から通えないために、寮も運営している。


記念撮影.jpg支援しているご婦人、パリさんは、土地を買い、寮を建てて生徒たちを生活させ、付近の中等学校に通わせている。
生徒たちの食事、洋服や靴、学用品など、世話はなかなか大変だと思われる。
生徒たちが成長すれば、少数部族の生活も少しずつ良くなって行くであろう。

金森正臣

 


写真1は、カシューナッツの木が切られて、焼かれてから、ゴムの木が植えられている。
遠く見えるのは、ゴム園。
大きなトラックターが道路を走っていて、資本が大きいことを示唆している。


写真の2は、寮にいる11人の生徒たち。
クルーン族、カチョ族、トンポーン族、プラウ族、クマウ族の子どもたち。


写真3は、生徒たちが暮らす寮の一部屋。
彼らの荷物は、ナップザック一つだけでほとんど何も持っていない。
ゴザを敷いて寝ている。
奥の女性が、支援をしているパリさん。


写真4は、皆さんで記念撮影。
赤土の大地が、ラタナキリの特徴。
生徒たちはみな、制服。

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