大型ゴミ清掃車
2010年5月31日
住宅街の中にも、商業地区の中にも、決められたゴミ収集の場所がある。
プノンペンのゴミ収集場所には、1日に2回程、ゴミ収集車がやってくる。
日本のゴミ収集車の1.5倍はありそうな大きな車体を揺らし、真っ黒な排気ガスを撒き散らしながら走る。
大きな騒音と、生ゴミが腐った匂いもおまけについてくる。
ある者は口と鼻を押さえ、片手でバイクを器用に運転しながら、追い越していく。
運悪く信号待ちでごみ収集車の近くに止まらざるを得なかった場合、顔に皺を寄せて、ものすごい形相でじっと耐えている者もいる。
この街のゴミの量は半端な量ではない。
日本のゴミ収集車がいくら走り回ったところで、ゴミは回収できないであろう。
この国にはゴミの分別の概念がない。
生ゴミもプラスチックも全てひとまとめにして、ゴミ山へと日夜運び込まれている。
どこか外国で使われていたお古の収集車であると思われるが、大量のゴミを収集しなければならないプノンペンの街にはピッタリの代物だ。
ゴミ収集の時間が来ると近所の人も協力してゴミを収集車の中へ放り込む。
生ゴミは、もう1日置いておくほど、待ってくれないし、通行の妨げになってしまう。
今日も1日も休むことなく、大きなゴミ収集車は、裕福に変貌するプノンペンの人々の吐き出すゴミをボロボロになるまで、回収している。
松倉洋海









