プノンペンの街の風景 -長屋アパート-

2010年5月20日

プノンペンの街の風景-長屋アパート-.jpgプノンペンの街を見渡すと古い住宅も新しい住宅も点在している。

この街を見渡した時、必ずといっていいほど、長屋アパートが目に入ってくる。


そもそも、本当に長屋なのか突き詰めると、違うような気もするのだが、私はこう呼んでいる。
大体長屋アパートは少なくとも4つ以上の住宅の集合体として建設されている。


長屋とは、本来一棟の建物を数戸の家にくぎった形式で、長家とも書かれる。
写真に写っている長屋アパートは、一棟の建物ではない気もするが、一つ一つが完全に独立しているわけではなく、建物の構造上は繋がっている。
両側を挟まれた家は、採光に問題点がありそうだが、暑い国では、下手に採光が良過ぎても、暑さが増すだけなので、問題ないらしい。
隣に同様の高さの建物がないと日が照り付けて、ものすごく熱気を帯びている。


またカンボジアの小学校の校舎は、間違いなく長屋形式で立てられている。
一棟の建物をただ区切っただけの箱である。


近年増加するプノンペンの人口や土地の高騰を考えると、この長屋アパートは土地を有効活用し、実に合理的考えに基づいて作られている。
そのため、最近の建築ブームでも上へ上への意識を感じさせる。
3階建ての長屋アパートが当たり前となってきている。


写真の長屋のように、最近では多少古くなった建物でも2階建てを改築して3階建てへと増築し始めた小金持ちたちが増えてきた。
そのため、隣の家と高さが違う凸凹なアパートも見られる。
隣がそのうち、増築するだろうと踏んで、側面には塗装すらされていなかったり、レンガ剥き出しの外観でいたりできるあたりは、さすがカンボジア人と言わざるを得ない。


松倉洋海

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