教育アドバイザーの活動日誌|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

教育アドバイザーの
活動日誌

教育アドバイザーの活動日誌
小学校教員養成校での算数・数学教育の一端① 2012.02.21 小学校教員養成校での算数・数学教育の一端① 「カンボジアの教師は日本では当たり前の基礎ができていませんので、あなたでも十分できます。」

長年の夢である海外での教育ボランティアに挑戦することに決めた妻が、こちらにも一緒にカンボジアに行ってほしいと言ってきた。
理数科教員が対象で、カンボジアの小中の教員養成校で教育アドバイザーとして奉仕するのだという。
妻は理科なのでこちらは算数・数学ということになる。
長年教員生活をしてきたが、普通校ではなく養護学校で、しかも算数・数学の専門でもないので、不安を覚えながら、あるとき金森先生(CIESFカンボジアオフィス副代表)からお話を伺った。
その時先生からいたいたのが、先ほどの何とも頼もしい? 返事である。

妻と金森先生からの甘い誘いにのり、カンボジアへのスタディツアーを経験し、退職から半年経った2010年の9月に妻とともにプノンペンにある小学校教員養成校に赴任した。

理科教育に関しては、確かに教員ですら小学校レベルの簡単な実験もやったことがない、十分な理科の知識がない、場合によっては理科の専門ではない、といった状態で、赴任早々、妻は活き活きと活動をはじめていた。
算数・数学に関しては、教員養成校の先生たちは聞いていたよりずっとレベルが高く、実際教具や教材を工夫して熱心に指導する先生、学生の活動を取り入れながら楽しく進める先生、こちらがもう忘れたような高度な内容を教えている先生など、とてもアドバイスできるような状態ではなく、ずいぶん困ってしまった。

それでもまずは観察からと言われ、幸か不幸か特定の指導教官(いわゆるカウンターパート)が指定されなかったので、6人(今年度は4人)いる先生の授業をいろいろ見させてもらった。
急に先生が不在になったので何でもいいからやってくれと言われて、ゲームやクイズ、日本語指導までやったこともある。
自分の代わりに授業をやってくれと頼まれ、その先生が見る前で教えたこともあった。
また、毎週木曜日の午後は奉仕の時間で通常の勉強がないので、その時間をいただいて、妻と理数の特別レッスンを月に1~2度行うようになった。

その後も先生が不在だったり、急用ができて出て行ってしまったりしたときに、代理で授業をする機会も何度かあった。
アドバイスできない代わりに、そんな時にやった内容の資料を先生たちに渡して何かの参考にしてもらうようにもした。
今年度の教授法の授業では、最初の時間をいただいて学生に簡単なドリル練習をする機会も得た(学生による模擬授業をするようになってからは中断)。
そんなこんなで、早いものでもう1年半近く経ってしまった。
幸い先生たちも学生たちもとても親しく付き合ってくれるので助かっているが、内心いつもハラハラドキドキしている。

そんな中でカンボジアの教育環境や教員養成校の実情などいろいろ感じることもあったので、次回は算数・数学の分野で、日本との違いや、彼らの抱えている課題の幾つかを紹介する。


筧八郎
教育アドバイザー
プノンペン小学校教員養成校
算数担当

写真:グループで作った立体模型の完成品を持って、教師とともに記念撮影 大きな写真を見たい方はこちら »
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