教育アドバイザーの活動日誌|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

教育アドバイザーの
活動日誌

教育アドバイザーの活動日誌
場所は違っても志は同じ② -卒業生との再会- プノンペン編 2012.09.07 場所は違っても志は同じ② -卒業生との再会- プノンペン編 〈プノンペン市出身者との再会〉
プノンペン市出身の卒業生とは、卒業後一度教員養成校で会ったことがあります。

その時は時間もなく、あまりゆっくり話ができませんでした。
というか、通訳がすぐ近くにいない時で、全然話が聞けませんでした。
プノンペンにいるのならいつでも会えそうです。
でも実際には先の一度以外は会う機会もなく、コッコン州の卒業生と同様、どうなっているか気になっていました。

そんな8月のある日、私たちは一人の数学の教官からプノンペン出身の卒業生の同窓会に招待されました。
小学校は夏休み中で、卒業生もゆっくりできるのでしょう。
その教官は今でも彼らに慕われており、何か彼らに指導資料を渡す予定もあったようです。
場所は一人の卒業生の自宅です。
教員養成校からトゥクトゥク(バイクの後ろに数人が坐れる車の付いた乗り物。時速20~30㎞)に揺られながら40分程のところにありました。
幸い通訳も同行してくれましたので、安心して参加することができました。
食事をいただく頃には2名の教官と10名の卒業生が集まっていました。

さすがプノンペン市の生活はコッコン州と違います。
全員自宅からバイクで通勤しているとのことでした。
赴任後3ヶ月で最初の給与が支給されました。
副業として私学などで働いている人が大半でした。
カンボジアの小学校は半日ですので、残りの半日は自由時間があるのです。
大学へ通っている人も何人かいました。
そして、彼らの多くがいずれ中学校か高校へ転勤したいと考えていました。
地方であるコッコン州では、このような恵まれた環境で働くことはあまりありません。

勿論、すべてが恵まれているわけではありません。
学校によっては、教科書が全員分ないとのことでした。
ある卒業生が1つの教室に105人いると言っていましたが、にわかに信じ難い数字です。
最近電気工事をして、暗い時は電気をつけるという話も聞きましたが、一方で電気がないところもあります。
給与も全額支給されている訳ではないとも話してくれました。

でも、ここでも彼らは屈託がありません。
待遇の改善は切実な望みですが、皆笑顔で前向きです。
知識と経験と環境は日本よりも劣っているかもしれませんが、あまり気にしていません。
教育への意欲と情熱にあふれ、熱気さえ感じさせます。

確かに負の面も見聞きし、私たちの働きがこれからも長い時間をかけて必要であると感じました。
私たちだけでは解決しえないことがいろいろあるのも事実です。
と同時に、やがてカンボジアで基礎ができ、力がつき、むしろ日本がカンボジアから学ぶことが出てくるのではという未来をふと想像するのでした。

いつか実際に学校を訪問して、どんな様子かをもっと間近で見てみたいと考えています。


筧八郎
教育アドバイザー
プノンペン小学校教員養成校
算数担当



写真1 プノンペン出身の卒業生や教官とともに食事を楽しむ 大きな写真を見たい方はこちら »
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