教育アドバイザーの活動日誌|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

教育アドバイザーの
活動日誌

教育アドバイザーの活動日誌
カウンターパートと授業を作る(土と水の単元) 2016.04.06 カウンターパートと授業を作る(土と水の単元) 「これを使いますか?」
「それは何?」
「土を水の中に入れた物です」
「(授業の)どこで使うの?」
「土の種類を見る時に使うんです。手の平にとって丸めると、土によって違いがわかります」
「できる?」
「(実際に直径5mmで長さ10cmのミミズ状にするところを見せた後)、こちらを(水に入れていない土)使っても良いですが…」
「どこから取ってきた土?」
「校舎の裏の畑、校舎の横、木が茂っている庭の東端、寮に近くの畑、それにその隣です」
「どちらを使います?」
「こっちを(水に入れていない土)」
「土壌が層になっっている物もできる?」

これは、単元「土と水」(教科書「土壌」)の授業のためのカウンターパート1(ナネット先生)との事前の打ち合わせの場面の会話です。
 
カンボジアは、熱帯モンスーン地域に位置しているために高温多湿で農業に適した国です。
ここ、プノンペン小学校教員養成校でも農業の授業があり、畑を耕し、数種の野菜を栽培しています。 
理科の教科書でも、環境に対する適応の植物、作物栽培、気候、土壌などの単元で農業に関わる内容が何学年にもわたって扱われています。

中でも、5年生の「土と水(教科書 土壌)」の単元では、かなり詳しく土について扱っています。
日本でも、「土と砂」の学習で水の中に沈めて、沈む速さや粒の大きさ、水の通り方を学びますが、カンボジアでは粒の大きさをさらに細かく分類します。
しかも、その違いを見分けるための実験や栄養のあるなし、空気を含む含まない、農業に適しているかどうかなども学んでいきます。

しかし、教科書に書かれているような違いが明確に分かるような土を養成校の中で見つけるのは、実際には結構困難でした。
なぜなら、畑にして野菜を栽培している土地でも粘土質の土で、なおかつ季節が乾季ということもあり、固くブロック状態となっています。
手触りで粒の粗さをと思ってもブロックを砕くのが大変です。
授業で使える土がないか、サポートスタッフ(通訳)と探し歩き、サンプルを採取して来ては予備実験、観察をすること何度か繰り返しました。
最後は、それらしいものを見つけだし授業になりました。

授業では、学生がグループごとに土を用意してきましたが(先生から準備の指示があったのでしょう)、一様に外から運ばれて花壇にまかれた赤土の花壇の土でした。

水に入れれば、多少泡が出て空気を含んで入りことはわかりますが、それ以外を見ることはできません。
用意していた土が大いに役立ちましたが、農業国で農業に適した土を探すのに苦労した経験は良い経験でもありました。
今後、なお一層カウンターパートの先生と一層の連携を図っていき、充実した学習が提供ができるように努めていきたいです。


石澤博通
教育アドバイザー
プノンペン小学校教員養成校
理科担当


写真 土に栄養があるか焼いて匂いを嗅いで調べている様子 大きな写真を見たい方はこちら »
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