教育アドバイザーの活動日誌|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

教育アドバイザーの
活動日誌

教育アドバイザーの活動日誌
コンポントム州活動日誌【その5】 2018.09.04 コンポントム州活動日誌【その5】 こんにちは。
Kampong Thomの 鈴木です。
国の真ん中に位置するコンポントム州小学校教員養成校で理科、算数のアドバイスをしてきました。
早いもので2年(正確には20ヵ月)の活動期間が終わるころになりました。
先日、日本人教育アドバイザーの入った養成校として先進校に当たるスバイリェン州小学校教員養成校の教官たちとの合同研修会に参加する機会がありました。
総勢10人でワゴン車に乗り込み朝6時にコンポントムを出発しました。
途中、雨のために泥が堆積した道路をスリップしながら6時間かけてベトナム国境の街スバイリェンに到着。
研修の内容はさておき、宿泊先のホテル周辺は官公庁街のせいもあってか大変落ち着いた感じがします。
歩道が歩道らしく歩ける、水たまりがない、国道から少し外れた位置のためか土ほこりを感じることもない、など快適に過ごせました。
ただ、歩道が5,6人横に並んでも歩けるくらい幅があり、こんな広くする必要があるのかと不思議に思いました。
店の商品や屋台や車の駐車がないために広く感じただけなのかもしれませんが・・・。
ホテルの前に「Round About」または「Circle」と一般に呼ばれている円形の構造物があります。
中心には何らかのモニュメントが立っている信号機のいらない車両のさばき所といったところです。
沖縄では「ロータリー」とよばれていて、戦後嘉手納基地近くにつくられたカデナロータリーがよく知られています。
地図を見ると国道一号線から南下する334号線には立派な「Circle」がありますがここのは半円のう回路が付け加えられているだけです。(写真参照)
実際に見ると斜めに交差するところにさらに2本の道が合流する場所に設置されているのでした。
道路が交差する中央にあるわけではないので進行方向によってはわざわざカーブしなければならないという不便さがあります。
交通量が多いのかというとそんなこともなくまっすぐ行っても事故も起きないだろうと思われるのですが、中心のモニュメントの土台には矢印が付け足されていてやはり不便さを感じている人が多いことに気づかされます。
人通りも交通量も多くて人々の安全のために必要ならいざ知らず、かえってドライバーにも歩行者にも不便になるものをわざわざ作るより、もう少し位置や形を工夫してほかの方法を考えたらどうなんだろうかなと思います。
ほかの方法と言えば、20日と21日(月、火)は高校の卒業試験がありました。
それぞれの高校の教室やその他の教室を使ってやればいいのに、隣接する教員養成校の教室や近くの小、中学校の教室まで使って行なわれるのです。
生徒と生徒の間を充分広げて公正な試験をするというのはいいのですが、おかげで養成校も近隣の学校も授業ができなくなります。
それどころか関係者以外は校内に入ることさえできません。
最後の報告書等の作成の仕事があるから、許可証を作ってくれと頼んでもダメでした。
校内の寮で生活している教員養成校の学生も追い出されてしまいます。
養成校入学試験の時もそうでした。
例えば土曜と日曜に実施して高校3年生には月曜日と火曜日を休みとするなどほかの方法をとれば養成校の授業への影響は最小限にできると思うのですがそうしません。   
目先のことを忠実に実行するのはいいのだけれど、その影響を受ける人たちのことも少しは考えてほしいと思います。
多面的に物事を見る力の必要性は養成校の授業にも当てはまると思います。
基礎教育の質の向上とは案外そんなところから始まるのではないでしょうか。
20か月の活動の結論の一つです。

*写真は、スバイリエン州のロータリーの様子(ヤフーマップより)

鈴木光次郎
教育アドバイザー
コンポントム小学校教員養成校
理科・算数担当 大きな写真を見たい方はこちら »
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