教材作成|教育アドバイザーの活動日誌|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

教育アドバイザーの
活動日誌

教育アドバイザーの活動日誌

2018.01.17

教材作成

教材作成 皆様、こんにちは。
カンボジアでは、このところ比較的涼しい日が続いています。
私は、ここスバイリエン教員養成校に算数科アドバイザーとして赴任して、2か月が過ぎたところです。
役に立つ教材を紹介してほしいというCP(教員養成校の教官)の要望を受けて、単位変換器の試作品を見せると、「自分も小さいころは単位の計算が苦手だった。だから、これは、カンボジアの子たちにはとても役に立つものだ。」と喜んでくれました。
そこで、今回、2年生の2クラスにて、各々2時間の時間をいただき、これを作成指導しました。
以下に今回の活動をご紹介します。
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カンボジアでの教材作成のテーマは、何といっても身近なものでできること。
今回の材料は、厚紙16cm×21cmのみ。
厚紙は、A0の841x1189で、1枚1200リエル(約35円)。
これで一クラス23人分が十分作れます。
使う道具は、カッター・定規・のり、カッター版。
授業の導入では、興味を高めるために、数問、㎥→㎤・kl→dlなどの難しい単位の変換の問題を考えさせました。
そして、頭を悩ましている学生たちに、教室掲示用として段ボールで作った単位換算器を提示して、容易に換算して見せました。(ここでまず驚きの声が上がる。)
大きい単位から小さい単位に、またその反対にも換算できることを実例で示した上で、「これでは持ち運びできないので、今日は携帯版を作りましょう。」と言って、ポケットからそれを取り出して見せます。(ここで大拍手が湧き上がる。)
実際に作ると聞いて、学生たちは大喜びです。
さて、作業に入ります。
カッター版の1cmの目盛りに合わせて、定規を当てて、決められた寸法に裁断していきます。
厚紙を3枚重ねて、真ん中部分がスライドする仕組みになっているので、ミリ単位で正確に裁断しなければなりません。
なので、学生たちも休み時間もとらないほど集中して取り組んでいます。
中にはカッターに不慣れな学生もいましたが、これから自ら教材を作り、人を育てる立場になる身です。
私はあえて手を貸しません。
そうすることが、自分の手でまた作り出すことを覚えるからです。
失敗してもいいので、自ら経験させることを最優先に指導しました。
さあ、1時間半かけて、作った教材を手にした学生たちは満足そうです。
出来上がった換算器でお互いに問題を出し合っています。
これで、単位間同士の関係が可視化でき、不確かな部分の理解も改善されました。(ちなみに、クメール版の単位変換器には、dmやhlなど、日本ではなじみのない単位が入っていることを付け加えておきますね。)
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学生たちは、2月から約2か月間の教育実習に赴きます。
教材製作を通して学んだことがきっと現場で役に立つと思うし、彼ら・彼女らが育てた子どもたちがそれを学び、必ずや社会に貢献していく人材に育っていくことでしょう。
このようにして、我々の行う教育への質的支援がカンボジア全土に根付いていくことが、私のアドバイザーとしての活動の原動力になっていきます。

*お読みいただきありがとうございました。

松田辰弘
教育アドバイザー
スバイリエン小学校教員養成校
算数担当
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