教官も学生も飛躍できた理数科フェスティバル|教育アドバイザーの活動日誌|公益財団法人CIESF(シーセフ)は、教育をはじめとして、カンボジアなどの発展途上国を支援しています。

教育アドバイザーの
活動日誌

教育アドバイザーの活動日誌

2016.05.20

教官も学生も飛躍できた理数科フェスティバル

教官も学生も飛躍できた理数科フェスティバル 私は、プノンペン中学校教員養成校物理担当アドバイザーとして、カウンターパートのカンボジア人の先生(以下、CP)3名と活動しています。
5月7日と8日にプノンペン市内にある展示場で、「STEM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)フェスティバル」という様々な学校が参加する発表会があり、カンボジア人の先生方と一緒に参加しました。

今まで学生たちと勉強してきた内容を、展示し、演示実験をして、観客からの質問に答える発表会です。
私が赴任している学校は初参加です。
物理教室として、次の3つの内容を展示しました。

1.力学的エネルギー保存の法則を確認する実験
水平に持ち上げた振り子の糸を最下点で切断し、おもりが落下する地点を計算で求め、実測します。

2.音の学習
音階の成り立ちを知り、音速・周波数・波長から笛をつくって音階と簡単な曲(アラピア)を演奏(水道管を計算した長さに切断し一方を塞いで吹く)。

3.ポケットコンピュータによるLEDやモータの制御
発光ダイオードの点滅や模型のモーターをポケットコンピュータで制御します。
いずれも今までの授業で、学習したものですが、それぞれ2~3名の担当学生を決めて、準備に当たりました。
 
1番目の実験はカリー先生が指導して、2番目の実験はアン先生が指導、3番目は私が担当しました。

学生は予想以上に優秀で、実験の本質をとらえることはもちろん、観客を想定した私の質問にも答えられるようになりました。
アン先生も音の高さと笛の仕組みをより深く理解してくれ、「来年度、アドバイザーの私(堀田)がいなくなっても、自分で作らせて指導することができる」と言ってくれました。
「でも、これだけの水道管を買うのは費用がかかるね」と言うと、横から副校長が「費用は学校で用意する」と言ってくれました。
発表会によって、学生もCPもより深く理解してくれ、学校側も今後の費用を捻出してくれるようになるなど、とてもいい雰囲気になりました。

また準備期間の1週間、担当の学生を昼休みに集合させて毎日30分間勉強会をしましたが、それを見ていた他の学生の中に、『もう一度この授業をしてください』と申し出る者がいました。

私は先生の出張などで自習になる場合は、校長先生の許可を得て、教える約束をしました。
発表会によって、学生もCPも私もより深く学習ができ、人間関係も深められたとてもいい機会でした。
当日朝、5時半に中学校教員養成校を出発、6時前に会場に到着しましたが、すでに校長と副校長が待機してくれ、自分たちのテーブルに案内してくれました。
また、ほとんどの先生が遅くなって到着し、早く帰る中、カリー先生は午後5時過ぎまで指導してくれました。
テーブルの片付けをして学生が会場を後にするまで見守ってくれました。

学習内容はもとより学生を大切に扱い、共に行動する『教師としての基本的な姿勢、教師の心』まで身に付けてくれたようで、私もうれしくなりました。
校長、副校長、CP、学生それぞれがその立場で活躍し、忙しい一日でしたが、とても充実し、すがすがしい気持ちになることができました。


堀田謙一
教育アドバイザー
プノンペン中学校教員養成校
物理担当


写真 我が校の学生(青いシャツ)が、模型の動きを観客に説明している様子
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