【教育アドバイザーの活動日誌②】 レベルが高い
2010年6月15日
教員養成学校(中学数学を担当)に赴任していますが、そこの学校のカリキュラムでは、中学数学の指導方法、その基礎などとなっています。
しかし、そのための授業は、高校数学の教科書も使用した復習も行って、結構レベルは高いようです。
今度、生徒たちに、日本の中学の問題を出してみようと思います。
その際に、例えば「相似」をどう説明するのか、その定義や条件、そのための問題はどんなのがいいのか、を逆に聞いてみようと思っています。
実際に、中学教師として必要なことだと思います。
まずは、2~3人の生徒に聞いてみようと思っています。
楽しみです。
それにしても、この学校の生徒は、エリートなのでしょう。
能力的のみならず、家庭的にも余裕があるのかもしれません。
小学校・中学校へと進学する子どもの進学率、就学率が下降していく中で、その上の高校を修了して、この教員養成校に来ているのですから。
それにしては、就職(教員)は確保されてはいるが、それほど生活は安定(収入)するわけではないようです。
そこに、カンボジアの現実があるのです。
学生達は、身なりも、礼儀も、良くできていて、授業にもまじめに出席しています。
でも、メールを楽しむのは、日本と同じです。
テスト中、ボールペンが床に落ちて、「テストに落ちる!」と騒いでいる女子学生もいました。
笑いたくなる面も見せます。
ちなみに、「黒猫を見ると、縁起が悪い」という(通訳の話)、「日本的」なところもあります。
だからでしょうか、この人を日本に連れていったら、絶対に「日本人」に見られてしまうと思える人が結構います。
通訳に「外国に行くとしたら、どこがいい」と聞いたら、「ベトナム」と答えました。
身近なの先進国はベトナムのようです。
密かに「日本」かな? と期待したのですが、甘かったです。
もう1つの疑問は、我が通訳君にも聞いたのですが、若者は、携帯にバイク! が当たり前。
「高いバイクを買う金あるのか? 歩くか、自転車で十分なのでは」と聞くと、彼は笑って「バイクが流行っている!」
「みんな当たり前!」と。
私と通訳君が一緒に出かけると、彼はバイクでスイスイ。
私は、ヘルメットとマスクをつけ、自転車で必死に追いかけます。
時々待ってはいますが、彼はなぜか笑っています。
彼は20代、私は・・・・・・。
「貧しい」といいながら、バイクに携帯。
どこか日本と同じですね。
私たちの強みと弱み!
私には、終日通訳が付き、授業の参観から、買い物、道案内、生活上の交渉も世話になっています。
まるでボディーガードみたいです。
従って、その安全圏にいれば、クメール語も英語も知らなくても、やっていけるということです。
逆に、クメール語を覚えようとしたら、時々その安全圏から飛び出し、直接、カンボジア人と会話の実地練習を積まねばなりません。
通訳に、クメール語で話しかけたら、ただ笑っているだけ。
「俺をバカにしているのか!」
それでも笑っているだけ。
斉藤 勝
教育アドバイザー
プノンペン中学校教員養成校 数学担当
写真No.1 私の通勤スタイル
写真No.2 通訳のサンバット君の通勤スタイル











