第2回スタディーツアー(12) タプロ―ム遺跡

2010年4月20日

タプローム遺跡.jpgシェムリアップの2日目は、カンボジアの文化の理解のために、世界遺産であるアンコールワット群の遺跡を見学した。

カンボジア人で、アンコール遺跡群を見学したことのある人は少ない。


例えば、私の勤めているNIEの学生(大学卒)にフンセン首相が、数年前に卒業記念旅行をプレゼントした。
その時の学生で、シェムリアップ出身者を除けば、実際に見学経験者は、3%ぐらいであった。
現在でも、小・中学校教員養成校の先生たちが、年に一度の見学旅行にシェムリアップを選ぶことがある。
皆さん見たことがないのだ。
われわれ外国人は、年間200万人も見学しているが、カンボジアの人にとってはなかなか遠い世界である。
外国人の見学料は3日間で40ドル、カンボジア人は無料ではあるが・・・・・・。


タプロ―ム遺跡は、その周囲の壁や遺跡本体が、木の成長によって崩れ始めている。
30年ほど前に、ユネスコが遺跡群を保護することになった時に、自然のままにするか、人工的に修復するか大きな論争になった所である。


写真は、遺跡を破壊し始めている木の一つである。
現在は木の前に板敷きがあり、近づくことができるが、以前は前が溝になっており、広角レンズを使っても、撮影ポイントにはならなかった。


アンコール遺跡群は、ヒンズー遺跡や仏教遺跡重複しており、なかなか理解しにくい。
同じ寺院が、仏教遺跡であったりヒンズー遺跡であったり、時代とともに作りかえられていることも多い。
この影響が、現在のカンボジアの文化にも色濃く残っており、仏教寺院でもヒンズー教が混じり込んでいる場合が多い。
仏教でありながら、ヒンズー教の混在は、日本人にはなかなか理解し難い。

金森正臣

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