第2回スタディーツアー(8) ゴム園の見学

2010年2月18日

ゴム園.jpgカンボジアを代表する輸出作物は、ゴムである。しかし、カンボジアで貧しい生活者の象徴は、ゴム園労働者と農民。

大資本によって搾取されてきた象徴がゴム園である。内戦時代の一時期生産が低迷したゴムも、ここのところ復活して、生産が拡大しつつある。

ゴムの木は、植林後数年でゴムが採れるようになるが、30年ぐらいを経ると生産量が落ちるので、植え替えの時期になる。
土地が痩せてくるので、数年は放置される。最近は、その間にキャッサバなどの換金作物が作られている。土地はもっと痩せるような気がするが。
ただし植物によって使われる成分は異なるので、それでも良いのかもしれない。


熱帯でしか育たないゴムは、日本人には馴染みが少ない。
私も以前は、観葉植物のゴム(インドゴム)からゴムが採集できるかと思っていた。実際には別物であった。
またややこしいことに、チューイングガムの原料のチクルガムをとる“ゴムの木”と呼ばれる植物があり、混乱して誤ったブログを書いたことがある。
チクルガムをとるゴムの木は、サポジラという果物がなる。
なんとなく干し柿のような味がする甘い果物だが、ガム成分が果物の中に結構入っていて、歯などに付着する。


ゴムの木は午後になると水揚げが少なくなるのか、液が固まるので、採集は午前が勝負。労働者は、午後に表皮の切り口を新たに削り直して、夜に液が浸み出すのに備える。
木には自己防衛反応があって、ゴム液は切り口を止めるための液であるから、毎日切り直さないと液が出ない。


整然と植林され管理された、初めてのゴム園の光景に、社会科などで教えてきた参加者の皆さん、何となく納得。

金森正臣

カテゴリ: