カンボジアの今

貧しい地方の小さな子どもは売春業者に売られ、炎天下の中ゴミ山で、両親についてゴミ拾いをしている小さな子供たちは、熱射病にかかり死んでしまう。
小学生くらいの子が学校にもいけず、ただ毎日働かされている。こういったことが、カンボジアでは当たり前のように起こっていました。

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そして、それを知った多くの人が心を痛め、なんとか力になれないものかと、様々なボランティア活動を行ってきました。
社会的弱者である女性や子供に職業訓練を行う人たち、子どもたちが熱射病にならないように、託児所を作った人たち、そして子供たちが学校に行けるようにと、学校を建てた人たち。

P1000378.jpg多くの人の優しさによって、カンボジアは少しずつ良くなってきたものの、未だに問題はなかなか解決しません。
それは根本的なところで、まだある問題が解決していないからなのです。
その問題とは「カンボジア人に彼ら自身の手で、国を発展させるだけの力がなく、またそのための教育を十分に受けられていない。」ということです。

約30年前、ポルポトという独裁者がカンボジアを支配し、カンボジア国内の医者や教師といった知識層をすべて抹殺してしまいました。
この独裁者の徹底ぶりは尋常ではなく、「眼鏡をかけている」だけで人が殺されたといいます。
この独裁政権の崩壊後、知識層はすでに全滅し、わずかに字が読めた人が教師になりました。
このような過去の出来事の影響を受け、現在カンボジアの教師のレベルは、日本の小学生並だといわれています。
(日本の中学生が平均で約70点~80点の点数を獲得する標準的な実力試験で、カンボジアの教師はわずか30点程度しか獲得できなかったという興味深いデータがあります。)

現在、カンボジアは海外の援助に依存していますが、海外の援助が永遠に続くわけではありません。
そして、援助する側も、ただ援助するだけでは意味がありません。
カンボジア人が自らの手でよりよい国を作っていけるような、土台を作ってあげることが、本当の意味での援助になるのではないでしょうか。
その土台を作るためには、まずは教育者を育てる必要があります。
しっかりとした教育者を育てることができれば、その教育者たちがまた子供たちを育成し、いつか必ず、冒頭に書いたような現状を変えていくことのできるカンボジア人が生まれるからです。
そして、初等教育が重要な一方で、国をリードする高度人材の育成もまた必要とされています。
政府で働く役人や、経済界を代表する経営者を育てることが、国を引っ張っていく人材の育成につながるからです。
一見、少し遠回りのような気がするかもしれませんが、カンボジアの人たちが、彼らの手で国を発展させるためには、このような支援が求められているのです。

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私たちCIESFはカンボジアの政府をはじめ、カンボジアの人としっかりと連携を取りながら、カンボジアを支援していきます。

 

 

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