CIESF支援活動

今カンボジアに最も大切なことは、教育の質の向上です。

-教師不足と教育の質が問題-

カンボジア政府のデータ(2007年)によると、全国に小学校は6476校(一校当たり、生徒418人、教師7人)中学校は1303校あります(一校当たり、生徒49人、教師20人)。
これは今まで海外の支援団体やカンボジアの政治家たちが、多くの学校を建設してきた結果です。

学校の建物の数としては、それほど少なくはないといえます。

ではいったい何が問題なのでしょうか?
実はカンボジアの教育問題の本質は「学校教育の質」にあります。

「学校」という建物があっても、そこで教える「先生」がいないのです。
カンボジアのいくつかの州では、先生の数が不足しすぎているために中学校を卒業したばかりの学生でも先生になるそうです。
また、賄賂を払えば、最低限の読み書きを条件に教師になることも可能だといいます。
カンボジアでは、教師の社会的ステータスは他の職業と比べとても低く、月収平均が一般的な職業の3分の1というのが現状です。
そのため教師は何かしらの副業をして家庭を支えなければならず、学校の授業に集中できません。
それどころか、副業がメインになっている教師も多くいるようです。
また、給料以外の収入が見込めないため、教師が地方に行きたがらず、教師の数と質は地方に行けばいくほど低下します。

そのような教育環境で本当に人々の生活は向上するのでしょうか?
貧困の連鎖から抜け出すことができるのでしょうか?

いくつ学校が新設されても、そこに「先生」がいなければ、意味がありません。
私たちCIESFは日本からカンボジアの教員養成校に、日本のベテラン教師を派遣するプロジェクトを行っています。
現地の教員養成校に教師を派遣し、現地のニーズに合わせたカリキュラムを一緒に作成し、指導方法のノウハウを伝えることにより、将来の教職者を育成することを目指しています。